虚無庵

徒然なるままに

RubyKaigi 2018 に行ってきた

ブログを書くまでが RubyKaigi です

「家に帰るまでが RubyKaigi」かと思っていたのだが、世間的にはどうやら違うらしい。なので、今さらだが行ってきた感想をちょろっと残しておきたい。

聴講セッションの感想

色んな方がまとめられていると思うので、ぐぐって下さい。そこに書いてあることと大体一緒です。

直接お話させてもらった方々

セッションの感想を雑にしたのは書くのがめんどいとか思い出すのがしんどいとか色々あるのだが、参加して良かったと感じる部分がセッション以外な所が多かった。なので、直接お話させてもらった方々とのやりとりを残したい。

※ 当然ながら聴講したセッションはどれも素晴らしいものばかりでした。いつか動画が公開されると思うので、ぜひ観ていただきたいです。

Matz

本にサインしてもらってツーショット写真を撮らせてもらった(公認一枚、非公認一枚)。初日にお話しさせてもらったのだが、思いのほか自分が舞い上がってしまってどうでもいいことしか話せなかったのが反省点。

翌日のコード懇親会で近くに座っていたのだが、Matz は実装中に独り言を言うタイプというのが分かっただけでも個人的には大きな収穫だった。

speee.connpass.com

_ko1

初日の弁当の行列の最後尾にたまたまいたので勇気を振り絞って声をかけた。Guild についてちょっと質問させてもらったのだが、「今年、台湾で話したやつと大体同じ」「Thread の難しさを理解できていれば理解できる」とのことだった。

情報学広場:情報処理学会電子図書館

2016 年の「Ruby 3に向けた新しい並行実行モデルの提案」の内容だけで予習は大丈夫かと思っていたが、思わぬ情報をもらったので最新版も読むことにした。

登壇後、多くの Rubyist たちに囲まれていたが、その中でもモリスさんが発した「初心者向けにまとめてあって、少し物足りなさがある」という旨のお言葉。そのアンサーが「実は台湾のやつより少し削った」とのこと。

あぁ、削ってたんですか、そうですか…。その晩、俺は枕を濡らした。

※ なお、「弁当の行列」と思っていた行列は全く関係ないエントランスに沿った休憩中の人たちでした。弁当の行列は別にあったので並び直しました。

watson1978

LT 後にお話をさせてもらった。LT 内容の実装期間だとか苦労された点とかを聞かせてもらった。プライベートな時間のみであの成果を出せるようにするコツが聞けたかなぁ、と勝手に思ってる。メンテナーは早くワトソンさんの修正をマージしてください(いや、マジで)。

usa

LT 後にお話をさせてもらった。「もう既に死んでいる Ruby を使ってるんですけど…」という質問に「お前の Ruby はもう、死んでいる。だからさっさとバージョンアップしろ」というごもっともな回答をいただいた。

他の問題点としてはバージョンアップを一回こっきりで済ませられない点。なぜなら Ruby は毎年死んでいるから。この点に関しては「頑張って会社を説得しましょう」とのこと。地道に頑張って会社を変えるか、自分が変わるか、会社を去るか、だな。

soutaro

After Party で少しお話をさせてもらった。正直セッションが英語だったことと、ライブラリの知識不足で、セッション自体はあまり理解できていなかった。だが、Ruby における型の未来、とかなんとかそれっぽいことを話せたので何かレベルアップした気にはなれた(レベルアップしたとは言っていない)。

k0kubun

After Party で少しお話をさせてもらった。昨年の LT と「Ruby のしくみ」で得た知識だけで、質問をぶつけた。「それは違いますねぇ」と言いつつも親切丁寧に説明していただいた。

また、酒宴の席だったとはいえ少々ハメを外していた小生をお許しいただきたい…。

まとめ

今年 RubyKaigi 初参加でした。そもそも RubyKaigi の存在を知ったのが去年でした。初参加で単身乗り込んでいった割には、そこそこコミュニケーションが取れたんじゃないかと思います。よく「コミュ障で…」と言われる方がいますが、日本語を話せりゃ何とかなります。なので、とりあえず話しかけてみましょう!

参加して良かったかどうかと問われれば、参加して良かったです。刺激が強すぎて鼻っ柱はへし折られるけど、常連登壇者にはその刺激が中毒になっているのでしょう。

先に挙げた方々以外にも多くの方々とお話させてもらいました。この場を借りて皆様に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

最後に

今年は LT 落ちたけど、来年は CFP 通るように頑張るぞぃ!