一晩明けたら書けそうにない気がしたので今書いている。
寝落ちしたので一晩明かしてから書いてます。
結局一週間寝かせました。熟成。
RubyKaigi 2019 に行ってきた。
ローカルオーガナイザーとして参加
昨年初めて RubyKaigi に参加した。初めて参加したが「Ruby コミュニティーって楽しい!」と感じた。そして翌年、地元福岡開催と分かり、 id:udzura さんから誘われ「あの素晴らしい RubyKaigi に微力でもいいから貢献したい」と思ってローカルオーガナイザーとして参加することにした。
ローカルオーガナイザーとして自分が何をしたのかという詳細は書かない。ダルいんで。
始まりはいつも雨
この時は正式にオーガナイザーではなかったが、下見第一回目に同行した。この日は福岡各地で水害が発生し「飛行機、マジ飛ぶの!?」という状態で a_matsuda さん達がやってきたので正直びびった。自分はこの時ヤボ用で唐津にいたので、移動が大変だった。
RubyKaigi と Fukuoka.rb
最初の自分
自分が初めて Fukuoka.rb に参加したのは #96 からである。まだ一年も経っていない。当時は仕事の都合上どうしても一人で解決できない問題があり藁をも掴む思いで参加した。それから RubyKaigi 2018 まで「一人で行くのが寂しいから顔見知りを増やしておこう」という程度で参加していた。Fukuoka.rb がもくもく会であることをいいことに、特に何もしないでダラダラと 2 時間を過ごしていただけだった。
RubyKaigi 2018 後の自分
RubyKaigi 2018 の感想は先述のリンクを参照してもらうとして、自分にとっては世界が変わる体験であった。そして「自分もあの舞台に立ちたい」と強く思った。
Fukuoka.rb との接し方
「RubyKaigi 2018 後は行くことはないだろう」と思っていたのだが、RubyKaigi が自分に与えたインパクトはあまりにも大きくてそのまま参加を続けていた。だが、当時の Fukuoka.rb は id:nagachika さんと id:udzura さんの二人が隔週で回す(少なくとも両者のうちどちらか一方が月に一回はコントリビュートする)という方針で運営されていた。
いま現在 Fukuoka.rb は隔週水曜日で開催されているけれども、開催されない隔週水曜日で別途 Ruby コミュニティーを立ち上げてみようかな。やることは Fukuoka.rb となんら変わらないけれども、場所が違うってだけで。名前は多分 Ohashi.rb あたりになる。
— 甚六 (@jimlock) 2018年8月9日
こんな事を考えていたのが、狭い福岡で不必要に Ruby コミュニティーを乱立させても外部から見たら意味が分からない状態であるので、思い切って id:nagachika さんと id:udzura さんに相談してみた。
@udzura @nagachika
— 甚六 (@jimlock) 2018年8月9日
こんな事を考えていたりしますが、Fukuoka.rb とは別コミュニティーでも大丈夫でしょうか?動機としては「毎週やって欲しいな」という個人的な願望が強く、どういった経緯で今の Fukuoka.rb が隔週になっているのか分からないので別にした方がいいかなと思った次第です。 https://t.co/Iy584GVYA6
これに対しお二人から「一緒にやろう」とお誘いいただいたので、Fukuoka.rb は #103 より毎週開催する運びとなった。
なお、#103 では #100 の LT 大会に参加できなかった id:nagachika さんが RubyKaigi 2019 を先取りして基調講演してくださった。
正式にローカルオーガナイザーとして参加
調べてみたら 2018/10/20 から正式に Join した模様。そこから定例会議に出たり、二回目の下見に行ったり、飲みに行ったり。まぁ、今回の規模とか催し物を体験したもらった方ならうっすら想像つくかもしれないが、それなりに大変だった。
RubyKaigi 2019
RubyKaigi 絡みのイベントと本編について。RubyKaigi 2018 は単身仙台に乗り込み、先述のブログにある通り突撃して撃沈し、よく知らない牛タン屋で常連のトラックの運ちゃん(≠ RubyKaigi 参加者)と仲良く飲むという結果に終わった。今年は地元開催だし RubyKaigi 初心者ではないので上手くやるつもりで臨んだ。
RejectKaigi 2019
残念ながら RubyKaigi のスピーカーにはなれなかったので、RejectKaigi で供養してきた。内容を知りたい方はどこかの飲み屋で僕と握手。
DAY 0
#rubykaigi 高井が誰もご飯行ってくれなくて寂しそうなので福岡にいる人誘ってあげてください!!!
— 生存バイアスの王 (@yoshiori) 2019年4月17日
たまたまこのツイートを見たので、誰だかよく知らないけどクックパッドの高井さんと家康でサシ飲みから始まった。Cookpad Pad をもらった。
その後 a_matsuda さんたちと合流して河太郎でイカを食した。
そしてふらふらと屋台付近をあるいていると、クックパッド所属の英国人だの屋台でラーメンを食している kakutani さんだの夜景を撮影していた Yuryu さんだのと遭遇した。a_matsuda さんといると Rubyist ホイホイである。結果、Yuryu さんも合流して id:nowokay さんがブログに書いていた美味しいクラフトビールが飲めるお店に行った。当然のように後から kakutani さんが合流した。
本番前から飛ばしすぎてもアレなので早めに撤収して a_matsuda さんと〆のラーメンを食べに行った。
DAY 1
ついに初日。朝 8 時に集合。自宅が遠いのでかなり眠かった。初日の朝はレジストレーションする参加者が一番多いので、全体的にわちゃわちゃしていた。自分はメインホール張り付き番ではあったものの、列の整備が出来ていなかったようなのでスポットでヘルプに飛んでいった。
メインホール舞台袖にはいたのでセッションを聞けるかというと案外そうでもない。トランシーバーで誰かがしゃべるとそちらを優先するし、Twitter で会場内が寒くないか声が小さくないかなどを適度に監視していたり(それでも例年に比べると楽だったらしい)。なので、今年は全然セッション聞けていないし、ブースも全く回れていない。最初からそのつもりでオーガナイザーをやっているので特に問題はない。
初日に大きなトラブルもなく、片付けとデブリーフィング終了後、少し遅れて Official Party に合流した。
日本酒をデプロイしている場所が川端商店街の櫛田神社の逆方向ということで、あまりにも遠いため自前で日本酒を買ってきてシークレットデプロイした。
すると面白いほど野生の Rubyist が釣れた。特に nobu がよく釣れた。
日本酒をデプロイしていたものの、当の本人はコーラ一杯のみしか口にしておらず(着いた時には食事はほぼ完売していた)、空腹が限界だったので kakutani さんと二人でハンバーガーを食いに行った。
初日から飛ばすわけにもいかないので、kakutani さんとお別れし一人反省会に友人が勤めているバーへ。結果友人は休みだった。
一杯だけ飲んで素直に電車で帰った。
DAY 2
id:nagachika さんの基調講演で開始。
実は Fukuoka.rb でリハを見ていたので内容はさほど気にせず聞いていた。何より自分のフィードバックが反映されていて地味に嬉しかった(基調講演中に名前が出たのも地味に嬉しかった)。その後、まさかの自社社員総会とかぶっていたので 13:30 で一度離脱させてもらった。17:00 までには戻ると宣言して。なぜならば…
RubyKaigi 2019 LT
40 分枠は不採択だったものの LT が採択され、念願の RubyKaigi の舞台に立つことができた。リハでは 4:40 くらいで話せていたので大丈夫かと思っていたのだが、本番では 3:58 で終わらせてしまった。言いたいことは言えたので本人的には満足していたが
- いっぱい時間余してましたね by mrkn
- なんでデモやらなかったんですか? by mame
- 銅鑼は鳴らすもの by narse
- 過去には一曲歌った人がいましたねぇ by a_matsuda
- 過去には同じ内容で LT 2 周目に突入した人もいたね by kakutani
と「RubyKaigi LT は銅鑼を鳴らすまでが様式美」という知見が得られた。咄嗟に「デモやります!」というアドリブは出てこなかった…。終わったことで安心しきっていた。そういう意味だと id:nowokay さんの LT は RubyKaigi 的にはお作法に則っていたのであった。
あと
個人的に二日目は nagachika で始まり nagachika で終わって欲しい。
— 甚六 (@jimlock) 2019年3月15日
ノリでお願いしたのに本当に proposal を出してくれてありがとうございました。id:nagachika さんまで銅鑼を鳴らしたことに違和感を感じていたのだが、お作法を知らなかった俺が悪い。そんなこんなで RubyKaigi デビューを果たした。
肩の荷が降りたせいか、結構ホッとしたのを覚えている。片付け&デブリーフィング後は昨年同様 Speee さんのコード懇親会に参加した。
遅れての参加だったので空いている席が redmine チームくらいだったので yancya さんの隣に座った。環境構築だけで終わってしまった…(しかも環境が出来ていないという…)。その後、コード懇親会に昨年仙台で偶然会った高校の後輩と再会したので二人で飲みに行った。
一杯くらい飲んだら全然飯を食っていないことを思い出し、もぐ俺に向かう。
満席で入れなかった。まぁ、金曜日だし仕方がない。これまたダメ元で変化球に入ってみる。
入れた。ここは白米を土鍋で炊いているのでとても美味しい。後輩がゴマ鯖を食べていないというのでゴマ鯖を頼み、あとおかずになりそうなものを適当に頼んで食って飲んで帰った。再び会うのは来年かな?
DAY 3
最終日。コミッター大喜利から開始。
あとはなんだかんだで最後まで恙なく進めていけた。
ローカルオーガナイザーとして参加してからずっと黙っていた 2020 の開催地。ようやく言える。
来年は Matzmoto で会いましょう!
そんな訳で最後の後片付けだが、これがかなり時間がかかった。かかるとは予め予想していたのだけど、足が疲れすぎて動くのがしんどかった。でも「来た時よりも美しく」の精神で後片付け。After Party には時間的にも人数的にも参加できないと分かっていたので、スタッフ打ち上げ用に After After Party を用意していた。
なんか DAY 2 までに行っている人がいっぱいいた上に、運営側の手違いで開始時間も有料だってことも上手く伝わっていなかった。
半(?)オフィシャルパーティー、2430までやってますよ〜。会費3000円、飲み放題です。
— masa寿司 (@masa_iwasaki) 2019年4月20日
ブリティッシュパブモーリスヒッポ
〒812-0027 福岡県福岡市博多区下川端町3−1 1F
092-282-3912 https://t.co/QCQlm80f4x#rubykaigi
こんな感じで拡散してもらったり。まさかデカ外人が After Party に参加していて、morris hippo の逆方向の川に参加者たちを引き連れていくとは予想外すぎた。最終的には無事に集客できて足も出なかった。皆さんに感謝!
全てが終わって帰ろうとしていたその時、a_matsuda さんに呼び止められた。
ローカルオーガナイザーとして「98%くらい仕事をしてくれた」(by 松田さん)尾田さん、お疲れ様でした!
— masa寿司 (@masa_iwasaki) 2019年4月20日
Great thanks to Oda-san, local organizer who managed most of events in RubyKaigi 2019 !
#Rubykaigi pic.twitter.com/JHarhl7mOn
これは a_matsuda さんのリップサービスだけど、こんな形で人に感謝されたことがなかったので純粋に嬉しかった。
DAY 4
午前中のみ参加。朝からみんな元気すぎ。
After Hackでは50名以上の参加者が集まり、RubyKaigiの熱がコードに変換されました👍🏻@udzuraさんをはじめFukuoka.rbのみなさんありがとうございました!!#rubykaigi2019 #afterhack pic.twitter.com/jupfcG9ka6
— Speee Developer team (@speee_pr) 2019年4月21日
a_matsuda さんや joker1007 さんとかも来てたみたい。最後までいたかった。
After Hack クロージングは我らが TA さん。Fukuoka.rk 03 の開催を夢見てクロージング。
甚六は Rubyist か否か
年始あたりには「俺は Rubyist ではない」と思っていた。ただ、a_matsuda さんから Rubyist たちに紹介され、そして受け入れられたことが素直に嬉しかった。Fukuoka.rb は Fukuoka.rb で自分には大切なコミュニティーであるのだが、それとは違った嬉しさがあった。
「俺もようやく Rubyist になれたかな」
そう思える瞬間だった。
最後に
RubyKaigi 2019 を最後まで走り抜けたのも、家族の理解と協力があってこそ。この場を借りて感謝したい。ありがとう。