虚無庵

徒然なるままに

Ubuntu 22.04.2 LTS に Emacs 30.0 をソースビルドでインストールする

未来の自分への備忘録、そして見知らぬ誰かの参考情報

jinroq.hatenablog.jp

過去にこんな記事を書いたのだが、また書いた。2023-07-30 に Emacs 29.1 がリリースされたので 29.1 をインストールするつもりだったのだが、肝心の Ubuntu のパッケージがまだ 27.1 なので仕方がないのでソースビルドでインストールすることにした。どうせなら master ブランチを使ってみた。

Emacsソースコードを git clone してくる

以前書いた記事と同じ。

$ git clone git@github.com:emacs-mirror/emacs.git emacs

あとは INSTALL に従うだけ…のはずが、やっぱり世の中そんなに甘くない

インストール手順は INSTALL に書いてあるので、それに従えばできるはず。なのだが、やっぱり今回もすんなりインストールできなかった。多分、以下の手順でインストールできると思う。

$ cd <yourpath>/emacs
$ git clone git@github.com:emacs-mirror/emacs.git emacs
$ ./autogen.sh
$ ./configure --with-xpm=ifavailable --with-gif=ifavailable --with-gnutls=ifavailable
$ make
$ src/emacs -Q
$ make check
$ sudo make install
$ make clean

elementary OS よりは大分楽だったので、さすが Ubuntu 様、と思った。以下は備忘録としての個人的なメモ。

makeinfo がない

ターミナルのログが消えてた…。切ない。記憶を頼りに書くと ./configure を実行したら「makeinfo >= 4.2.0 以上をインストールしろ」みたいなエラーメッセージが出ていた。調べてみると texinfo*1 をインストールすれば一緒にインストールされるらしいのでそれで。

sudo apt install texinfo
なんか ./configure がコケる

これもターミナルのログがないので記憶を頼りに書くが、オプションなしの ./configure を実行しただけでは怒られて終わるだけで「--with-xpm=ifavailable --with-gif=ifavailable --with-gnutls=ifavailable のオプションを付けて実行しろ」というメッセージが出てくるのでこれに従った。これだけで解決。

まとめ

Emacs 30.0.50

./configure --help は読んでないけどインストールできたので良し!

*1:最初 textinfo かと思ってずっと「見つからねぇなぁ…」と思っていた。