Ruby についてカジュアルに議論できる場が欲しい
Ruby Advent Calendar 2021 の 9 日目の記事です
この記事を 3 行で書くと
- Ruby コミッターさん全員の目が届く所でカジュアルに議論できる場が欲しい
- ただし、Ruby コミッターさんたちに「クローズできるまで議論を続ける」とか変な責任を負わせたり苦労をかけさせたりなどはしたくない
- できれば日本語で議論できる場が欲しい
【2021/12/22 追記】
コメントで「ruby-dev が妥当ではないか?」という指摘をいただきました。
Rubyの開発者向け公式メーリングリストです。 こちらではRuby自体のバグの報告とそれに対する対応や、将来の仕様拡張や実装上の問題などについての議論が行われています。
俺が求めたいたものは ruby-dev です。なぜか「ruby-dev 公用語は英語」と勘違いしていた。
id:takahashim さん、ありがとうございます!
いきなり何言ってんの、お前?
そう思うかもしれないけど、まぁ、聞いてくれ。
きっかけ
以前 Ruby parser についてブログを書き、ruby-jp という Slack のワークスペースに投稿してみた。
個人的には「”parse.y is 魔境”だとみんな分かっているし、何か一石を投じれば色んな意見が出てくるだろう」と思っていた。が、実際は大して意見が出ることもなく、あっという間に別の話題にかっさらわれた。
自分の意にかなわず、「みんな Ruby parser を何とかしたいんじゃないの!?」という気持ちの吐き出し口がなく、有識者に変な悪絡みをしてしまった。その節はご迷惑をおかけしました。
bugs.ruby-lang.org じゃないの?
bugs.ruby-lang.org の Misc 辺りで起票するのが本筋だということは理解している。
それを理解しているという前提で、以下の記事を読んでもらいたい。
個人的に完全に同意である。
大半の OSS は個人で且つプライベートの時間で作成されています。そのプロジェクトが貴方の目に留まった時点で、すでにかなりのボリュームのプライベートでの労力が投入されてるハズです。
そしてその OSS は言わば個人のプライベートでの時間的負担と精神的負担の犠牲の上に運営されています。
貴方や他の誰かが issue を立てて関わる関わらないに関係なく元よりいつ終了してもおかしくないフラジャイルで儚い存在です。
大半の OSS はクソ issue 1つで簡単に終わりかねない前提にあります。「やってらんね」って思われたらそれで終わるんです。
本当にその通りだと思う。
bugs.ruby-lang.org に起票することは、起票者が責任を持つことは当然ながら、Ruby コミッターさんたち(特にフルタイム Ruby コミッターさんたち)にも少なからず責任が発生してしまう。 フルタイム Ruby コミッターさんたちを除き、いまの Ruby というプログラミング言語の開発は善意のうえで成り立っている。 そこに、余計な時間的負担/精神的負担になりかねない issue を起票する度胸は俺にはなかった。
Rubyについて議論する if Rubyコミッターの目に届いてる? && !Rubyコミッターに責任がある?
となるような議論の場が欲しいと思っている。
あと俺は英語が大の苦手である。母国語もおぼつかないのに、第二言語を習得するのは苦痛以外の何ものでもない。なので、可能であれば日本語で議論できる場が欲しい*1。
ruby-jp で代用できないの?
Slackで相談してるんで来てくださいっての、タバコ吸わない人に向かってタバコ部屋で相談してるんで来てって言うのと大差ないぜ。実のところ。
— 7594591200220899443 (@shyouhei) 2019年4月22日
これについても、個人的に完全に同意である。
ruby-jp を全 Ruby コミッターさんたちが使っているわけではないので、ruby-jp は密室である。
Ruby parser の記事も実は英訳していて、bugs.ruby-lang.org に起票するつもりでいた。 ただ、自分の具体的な案がなく、ただただ bugs.ruby-lang.org に投げっぱなしになるのは避けたかったので、一旦 ruby-jp で聞いてみたというのがファクトである。
じゃあ、どこが良さそう?
俺が場を作ったとしても全 Ruby コミッターさんたちを招聘することは無理なので、そういう事ができる誰か*2に作ってもらうか、どこか代替の場を探すか、かな?
で、「Ruby-dev office hour がその場にならないだろうか?」と思った。
直近数回の Ruby-dev office hour をラジオ代わりに聞いてみたのだが
と自分の求めているものは満たしているように思えた。ただ、口頭で Ruby のことを話さなければならないので自分にはハードルが高い*4。
さらに、そもそもで”本当にカジュアルに話題を振って良いのか?”どうか分かっていない。
まとめ
- 密室ではないオープンなところでカジュアルに Ruby について議論できる場が欲しい
- Ruby-dev office hour が使えそうな気がするけど、自分には敷居が高そう
- そもそもで、カジュアルに議論して良い場なのかも分かっていない
他に良さげなところがあったり、「わいが作ってやるぜ!」という方がいらっしゃいましたら、ご一報ください。